オールスター第３戦、 被災地復興に向け心はひとつ！

オールスターの第3戦は23日、東北は岩手県営球場で行われた

2012年のオールスターを象徴するような、震災の復興を願う雰囲気の中で行われた。
試合は全パが６－２で全セを下した。
全パは先発の田中将大が2回を0点に抑えるなど地元仙台の楽天勢3投手が奮闘。
仙台出身の西武、岸投手も2回無失点で敢闘賞を受賞、全パに勝利を届けた。
あの大震災から500日、被災地で開催された球宴は東北勢の活躍で地元に夢をつないだ。

晴れやかだった。3戦目の盛岡でパ・リーグ初白星、先発の田中はこう語った。

「全敗だけはしたくなかった。自分らは東北のチーム、地元で勝ててよかった。」
同じ楽天の塩見、青山、そして西武の岸と東北出身の投手が奮投した。
東北リレーで勝ち得た忘れられない最終日となった。

田中はシーズン前半戦は腰痛の6勝どまり、それでも選手間投票で選ばれ球宴のマウンドにたった。
「東北出身でローテーションの関係もあるけど球宴の舞台に立たせてもらった。すごくうれしく思っています。」

岩手県営球場は約15000人のファンで埋まった。被災地東北で完成した東北リレー。感動したのは観客ばかりではない。投げていた投手たちも復興に向けて心は同じだった。


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